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教育情報<8月>タブレット学習のススメ(対象:小学5年生)

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教育情報 タブレット学習のススメ(対象:小学5年生)

ここ数年で一気に普及したタブレットPC。その教育分野への利用や、デジタル教科書、タブレット教材などに対する評価については様々な議論があります。

「タブレット教材はよくない、紙の教材のほうがいい」という考えをお持ちの方もいらっしゃるようです。

本当にそうなのでしょうか。お子さまの学習とタブレット教材の使用について考えます。



タブレット学習の紹介

すでに広く浸透しているタブレットPC

タブレットPCが登場してほんの数年ですが、すっかり世の中に浸透したと言っていいでしょう。ビジネスに、生活に、娯楽に、そして教育にと、活用の範囲は広がっています。

そんな中、文部科学省は2020年度からいわゆるデジタル教科書を導入する方向で検討を進めています。詳細はまだこれからですが、デバイスとしてタブレットPCが使われるであろうことは、容易に想像されます。

教科書以外でも、すでにさまざまな「タブレット教材」が登場してきていることは、皆さんご存知の通りです。

デジタル教材はどこが優れているのか

タブレット教材をはじめとするデジタル教材には、従来の紙の教材とくらべて、どのようなメリットがあるのでしょうか。

まず挙げられるのが、そのマルチメディア性です。

「マルチメディア」という言葉が登場してから、はや20年以上がたちますが、タブレットPCの普及によって、マルチメディア社会がいよいよ現実のものになってきたと言っていいでしょう。

マルチメディアとは、文字、音声、動画といったさまざまな「メディア」を総合的に利用できる媒体や仕組みのこと。現在普及している一般的なパソコンも各メディアに対応してはいますが、使い方や持ち運びの利便性などを考えると、タブレットPCに一歩先んじたマルチメディア性があると言えます。

実はこのマルチメディア性こそが、紙の教材の弱点であるといえます。

例えば、紙の教材は音が出ません。英単語の発音については、発音記号がついていても、正しい発音を耳で聞いて覚えることはできません。動画はなおのことです。理科の実験や観察、月の満ち欠けと光の当たり方の関係など、動画で見たほうがより理解が進むものがあります。紙の教材でいくら写真を並べても、動画にはかなわないでしょう。

お子さまたちが理解に手間取ると言われる立体図形とその展開図も、図形が組み立てられたり、開かれたりする動画を見れば、すぐに理解することができます。

インターネットへの接続が可能な点も見逃すわけにはいきません。調べ学習に使えることはもちろんですが、それ以外にも、最新の資料を閲覧したり、大容量の動画をダウンロードすることなく見ることができたりします。学習に取り組んだ記録をサーバーで管理したり、練習問題の結果を即座に分析して理解度を判断、さらに練習が必要な問題を表示したりすることもできます。また、見逃されやすいことですが、インターネットに接続可能なデジタル教材は、必要に応じて内容を更新したり、修正したりといったアップデートができる点でも優れています。

タブレットPCの場合はこれに加えて、操作性のよさが加わります。指一本で、表示されている立体図形をくるくる回したり、詳しく見たい部分を拡大したりといったことが簡単にできるといった点で、普通のパソコン以上に学習教材向きだと言えるでしょう。カメラやマイクもついているので、録音や録画も可能。観察記録に利用したり、自分の発音を客観的に聞き直したりすることができます。

これらのメリットを教育に活かしていこうというのが文部科学省の方針なのです。

タブレット教材のメリット

文字や画像のほか、動画や音声なども使えるマルチメディア性が強い。

動画や音声なども使えるマルチメディア性が強い。

操作性のよさ。



一般の方々のデジタル教材に対する率直な思いとは

タブレットPCは学習教材としてこんなに便利なのですが、一方で、タブレットPCを使用した学習に疑問や懸念を感じている方もいらっしゃいます。

下のグラフは、小学生の女の子をもつ保護者の方に、デジタル教科書と紙の教科書のどちらで学習させたいかをたずねたものです。

デジタル教科書と紙の教科書のどちらかで学習させたいか

「子どもライフスタイル調査2015秋」角川アスキー総合研究所(2015年)より

「子どもライフスタイル調査2015秋」角川アスキー総合研究所(2015年)





調査は、女の子向けの雑誌の読者とその保護者を対象としたものですが、男子を含めた全体の傾向もそう大きく異ならないと考えていいでしょう。

気になる調査結果ですが、「紙の教科書だけでいい」と答えた方がおよそ3割だったのに対し、「デジタル教科書だけでいい」とこたえたのは約3%。10倍もの差がついています。これが一般の方々のデジタル教材に対する率直な思いを反映していると言えるかもしれません。





紙の教材とデジタル教材

メリットの大きいデジタル教材も決して「夢の教材」ではない

デジタル教科書に対する不安とは

ではどうして、およそ3分の1の皆さんは「紙の教科書のほうがいい」とお考えなのでしょうか。その理由を見てみましょう。

もっとも多いのは、「デジタル教科書では、字を書かなくなると思うから」というものです。タブレットPCでも手書き入力ができないわけではありませんが、やはり紙の教材を使っているときと比べれば、少なくなってしまいそうです。「線を引いたり、書きこんだりできないから」というのも同様でしょう。

「視力が低下すると思うから」というのは、確かに心配な点ですが、使い方の指導をきちんと行えば回避できそうです。

「すぐに検索できるので記憶力が養えなさそうだから」「デジタル教科書では、考えて学習をしなさそうだから」「デジタル教科書では、学習する習慣が身につかないから」といったものは、実際にそうなるかどうかはわかりませんが、そういうイメージがあるということでしょう。

デジタル教科書だけでは良くないと思う理由

「子どもライフスタイル調査2015秋」角川アスキー総合研究所(2015年)より

「子どもライフスタイル調査2015秋」角川アスキー総合研究所(2015年)





このように、デジタル教科書やタブレットPCには、紙の教科書や紙の教材と比べたときのデメリットが不安としてあるのは確かなようです

メリットが強調されることが多いデジタル教科書やタブレット教材ですが、そういった意味では、何でもできる「夢の教材」ではないようです。





紙とデジタルの「いいとこ取り」でお子さまの学習効率をアップする

お子さまは、タブレットと紙の教材どっちが好き?

同じ調査で、お子さまたちに「『紙の本・ドリル』と『タブレット』では、どちらが学習しやすいか」という質問をしたところ、「タブレット」「どちらかと言えばタブレット」の合計が約40%であるのに対し「、紙の本・ドリル」「どちらかと言えば『紙の本・ドリル』」と答えたお子さまは約30%でした。

「紙の本•ドリル」と「タブレット」では、どちらが学習しやすいか

「子どもライフスタイル調査2015秋」角川アスキー総合研究所(2015年)より

「子どもライフスタイル調査2015秋」角川アスキー総合研究所(2015年)





タブレット派がやや優勢ではありますが、それほど大きな差はつかなかったと言えるでしょう。



いいものを使わないのは非合理的、タブレットにしかできない良さもある

従来型の紙の教材と、タブレット教材には、それぞれの良さがあります。

どちらかを全く使わないことは、せっかくの良さを手放すことでもあります。特に新たな機能で、お子さまの理解を助けるタブレット教材について、デメリット部分ばかりを強調して避けてしまうのは得策ではないようです。

むしろ、学習方法の選択肢を増やし、学習の機会を増やすことで、自分に合った学習方法を選んだり、学びを多角的な視野で考えたりすることができるようにもなります。タブレット教材を上手に使うことで、お子さまの学習効率や理解度、学習へのモチベーションを大きく伸ばすことができそうです。

新しいものに対する警戒心ばかりでなく、いいものはどんどん使おうという気持ちをもつことも大切なのではないでしょうか。





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