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教育情報<1月>小学4年生は、「自己管理」スタートの年(対象:小学4年生)

栄光ゼミナール3月理科実験教室「リモコンカーをつくろう」
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教育情報 学習意欲を高める親子のコミュニケーション(対象:小学5年生)

お子さまの性格や、しつけの問題だと思われがちな、「自己管理」。

4年生になると生活も学習も大きく変わり、「自己管理」の必要性が高まります。この「自己管理」とは、実はスキルの一つなのです。

では「自己管理」とはいったい何なのでしょうか。この機会に考えてみましょう。



お子さまだけでの行動が一気に増える4年生

4年生になると、自分で行動することが増えてきます。

そのため、親の目の届かない場面が増えてきます。さまざまな場面で、お子さまが自分で考え、対処し、行動していくことになるのです。

学習の面では、より思考力を必要とする場面が増えてきます。そのため、先生や親の指示を一つひとつ受けながら学習するのではなく、自分から意思・意欲をもって取り組んでいくことが必要となります。

このような環境変化の中で重要になってくるのが、「自己管理」なのです。



4年生になると「自己管理」が必要になる!



「自己管理」は「行動面」以外にも必要

どうして、自分で行動することや、自分から学習に取り組むことが、「自己管理」と関係があるのでしょうか。

行動面での「自己管理」はイメージしやすいでしょう。

例えば、予定の時間に合わせて行動する、忘れ物がないか自分で確かめる、学校や塾の行き帰りの約束事を守る...といったことです。

学習面での「自己管理」とは、決められた時間になったら机に向かう、宿題を忘れない...などの日々の習慣はもちろんですが、それ以上に大切なことは、

・どのように取り組んでいくかはじめに計画を立てる。

・難しい問題でも簡単に投げ出さない。

・間違えたらその原因を考えて復習する。

といったことです。



「自己管理」できるかどうかは性格ではなくスキルの問題

お子さまが「自己管理」できるかどうかは、資質や、性格の問題に感じていらっしゃる方も、少なくないと思います。

実は「自己管理」は「スキル」としてとらえることができるのをご存知でしょうか。

「自己管理」は、次の5つの力によって構成されています。



① 計画と評価の力

② 自分の心理状態を改善する力

③ 事前に準備をする力

④ 失敗に対処できる力

⑤ 戦略的な取り組みができる力



自己管理スキルを構成する5つの力



もしお子さまの「自己管理」に課題を感じていらっしゃるようでしたら、どの力が足りないかを把握する必要があります。

下のチェックリストは、自己管理スキルをどの程度身につけているかを測定するものです。点数が高いほど、「自己管理」ができているといえます。

ぜひお子さまと一緒にチェックしてみてください。



自己管理スキルのチェック項目

(高橋浩之ほか「自己管理スキル尺度の開発と信頼性・妥当性の検討」日本公衆衛生雑誌 47(11)、2000より編集部にて再構成)



自己管理スキルのスコアは、「○点以上ならばスキルがある」「○点未満はスキルがない」などと見るものではありません。折に触れてチェックすることで、「以前よりもスキルが向上したかどうか」を確認したり、これからどういったことに気をつければスキルがさらに向上するかを考えたりするときに使用します。

その際、上の「自己管理スキルを構成する5つの力」との関連に注目してください。例えば「何かをしようとするときには、十分に情報を収集する」という項目のスコアは、「計画と評価の力」「事前に準備をする力」の程度を表しています。もしこの項目のスコアを伸ばそうとするなら、日常生活の中で計画を立てることや、事前に準備することを心がけるようにすればよいのです。



「自己管理」ができると成績がアップする「ワケ」



「自己管理」できると前向きに取り組む能力が高くなります。



どうして「自己管理」ができるようになると成績がアップするのでしょうか。

「自己管理」ができると学習習慣が定着し、勉強するようになるからでしょうか。実は「自己管理」と成績との関係は、それだけではないのです。

特定の原因がないのにもかかわらず、体の不調を感じることを不定愁訴(ふていしゅうそ)といいます。小学校の高学年から中学校にかけて増え、思春期に心身が変化することと関係していると言われています。

この不定愁訴が強いと学校生活でストレスを感じることも多く、学習に集中することが難しくなってしまいます。

ある研究で、自己管理スキルが高いグループ、中程度のグループ、低いグループに分けて、それぞれどの程度不定愁訴を感じているかを調べたところ、明らかな違いがあることがわかりました。



自己管理スキルの高さと、不定愁訴の起きやすさ・学校適応感の関係



またこの研究では、自己管理スキルと学校適応感(学校における学習や、友人・先生との関係に対してどの程度満足しているか)との関係についても調べていますが、こちらでも、自己管理スキルが高いほど、学校適応感も高いことが明らかにされました。

これらの理由としては、自己管理スキルが高いと、①物事を計画的にこなし問題が生じたときにも前向きに取り組む能力、②否定的な思考をコントロールして、困難な状況でもポジティブに考える能力、③自分の欲求を抑えて状況に適した行動をとる能力が高いためと考えられています。そのため、ストレスを感じにくく、結果的に不定愁訴も感じにくくなるのではないかということです。



自己管理スキルが高まると成績がアップ!





自分で決められることも自己管理スキルのひとつ



親の言う通りに行動できれば「自己管理」ができていると言えるのでしょうか?



もしお子さまが、決められた時間にはきちんと机に向かい、言われた通りの行動ができているとしたら、自己管理ができていると安心してよいのでしょうか。

残念ながら、そうとは言えません。

「自己管理」の中には、予定通りに物事を進める能力も含まれますが、それと同時に、自分でどう行動するかを考え、判断する能力も含まれます。

計画が予定通りに進まなかったとき、あるいは、予想していなかった場面になったときに、たとえ指示をしてくれる人がいなくても、適切な行動がとれることは「自己管理」の要素の一つです。

「指示されたから計画通りにやる」のではなく、「その計画の意味や必要性がわかっているから、その計画通りに取り組む」ことが、本当の「自己管理」なのです。



例えば、「甘いものに手が伸びちゃう」と嘆く前に、チャレンジ!



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