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教育情報<11月>学習意欲を高める親子のコミュニケーション(対象:小学5年生)

栄光ゼミナール 1月理科実験教室「月の形はなぜ変わる?」
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教育情報 学習意欲を高める親子のコミュニケーション(対象:小学5年生)

ご家庭で、子どものやる気を引き出し、前向きな行動に導く上手なコミュニケーションはとれていますか。

つい厳しい声をかけたり、ネガティブな言葉を投げかけたりしてしまうケースもあるようですが、声かけひとつで意欲も大きく変わってくるようです。



~コツ1~やる気を高める会話をしましょう

ご家庭で、お子さまの成績について話をするとき、どんな声かけをしていますか?成績が良かったとき、悪かったときなど、これまでのことを思い出しながら、下の事例を読んで考えてみましょう。

声かけ例(成績が良かったとき/悪かったときなど)

声かけ例(成績が良かったとき/悪かったときなど)

1. あら、前回より下がったの?
2. すごいじゃない。頑張ったね
3. もうすぐ中学生なのに自覚が足りないのよ。塾の先生に叱ってもらうしかないわね
4. この点数じゃ、6年生になってから困るわよ
5. あなたにしては頑張ったね。○○くんはどうだった?
6. 今回は頑張ったね。これが続くといいんだけど
7. 毎日復習をしないから、こういう結果になるのよ
8. 毎日復習をきちんと やりなさい
9. 今回はよくできたわね。次はもっとやれるんじゃない



言葉の影響力は絶大。ほめる会話で子どもの意欲を高める

学校のテストや塾の模試などの結果が返却されて、ご家庭で一喜一憂することがあるでしょう。結果によってはやる気が起きない、勉強が嫌いなどと言って、保護者のみなさまを困らせたり、成績が悪く、落ち込んだりすることがあると思います。そんなとき、どんな声をかけていますか?

良かったときはほめ、悪かったときは叱咤激励するのが一般的ですが、良かった場合でも「目標に届いていない」「全体的に上がっているが、得意教科が下がった」など、いろいろな状況が考えられます。悪かった場合でも、お子さまが一生懸命努力した結果だというケースもあると思います。

いずれのケースでも、大切なことは共通しています。

1.次への意欲を高め、やる気を持たせる会話にする
2.子どもの良いところを見つけてほめる

ということです。言葉の影響力はとても大きいものです。ほめ上手な会話をして、お子さまの意欲を高めましょう。


やる気を邪魔する言葉を使わず子どもの良いところを見つける

上の声かけの例を見ながら考えてみましょう。成績が良かった場合でも2のように「すごいじゃない。頑張ったね」と漠然とほめるより、「毎日復習して、頑張ったもんね。計算ミスが減ったんじゃない?」などと、具体的に頑張りを認めてあげたうえで、何が良かったのか、お子さまに考えさせます。そして「次は何を目標にする?」などと、次への改善点につながる会話ができれば効果的です。

一方、成績が悪かった場合でも、良いところを見つけてほめましょう。「ここはできたんだね」「何度も書いたり消したりして一生懸命考えたのね」などの言葉をかけると、次への意欲につながります。

感情的になって、3の「塾の先生に叱ってもらうしかないわね」や4の「この点数じゃ、6年生になってから困るわよ」などは〈脅迫〉になってしまいます。5の「○○くんはどうだった?」のような〈他人との比較〉はお子さまがもっとも嫌がる言葉です。7〈説教〉8〈命令〉の言葉も、やる気につながりにくいのではないでしょうか。

こうした言葉は、お子さまの「やる気を邪魔する言葉(マイナスメッセージ)」と言えます。成績が悪くて自信を失い、自己評価が低下しているお子さまには、プラスになるような声かけをしましょう。そうすることでお子さまの自尊心を高め、次へのステップにつながっていくのです。


否定の言葉を用いないペップトークで子どもの意欲を上手に引き出す

〈ペップトーク〉とは、スポーツ選手を励ますために指導者が試合前などに行う、短い激励のメッセージのことです。否定の言葉を用いず、〈勇気〉〈元気〉〈やる気〉を引き出す魔法の言葉として注目されています。これは企業や教育現場でも取り入れられています。下の例のように、そうなってほしいことを示す言葉に言い換えてみるのです。

否定の言葉肯定の言葉
× 失敗するな ベストを尽くそう/思いっきりやろう
× 寝坊するな 早起きをしよう
× 遅刻をするな 早めに出よう
× ミスをするな 慎重にやろう/問題をよく読もう
× 何でできないの? どこまでできてる?/これはできるよね
× トラブル発生。どうしよう 成長するチャンスだ
× やる気が起きないの? やり遂げたら成長できるよ
× 緊張するな 楽しもう/今日があなたの夢の第一歩だ

否定の言葉を用いないペップトークで子どもの意欲を上手に引き出す

この手法はご家庭でも使えそうですね。お子さまのやる気を応援する言葉になるように工夫してみてはいかがでしょうか。



~コツ2~困難に立ち向かう強い子にしましょう

お子さまが突然、勉強や将来についての不安や「勉強したくない」と口にしたとき、保護者のみなさまはどのように声をかけていますか。自信を失っているときに適切な声かけができない...。そう悩んでいる保護者の方もいらっしゃるようです。

声かけ例(「勉強したくない」と口にしたときなど)

声かけ例(「勉強したくない」と口にしたときなど)

1. 良い点がとれるか不安なの?
2. 心配しなくても大丈夫!
3. あなたなら頑張ればできるわよ
4. それは何とも言えないけど、とにかく先生の言うことを聞いて勉強すればいいんじゃないかな
5. 目標を持って努力していけば大丈夫よ
6. これから一生懸命勉強すれば大丈夫よ
7. あなたがそう思うなら別にいいけど、後悔しても知らないわよ
8. 何かあったの?どうして?
9. 今まで頑張ってたのに急にどうしたの?



信頼関係を壊さずうれしくなる会話を心がける

毎日、学校や塾などで勉強していると、思うようにはかどらない、結果が出ないなどで自信を失い、「もう勉強したくない」と言い出すことがあるかもしれません。そんなとき、上の声かけの36のような言葉をかけたり、5〈提案〉189〈質問〉で原因を探ろうとするでしょう。

このような場合は、お子さまとの会話が続くような声かけを心がけるとよいのではないでしょうか。89では、尋問されているように感じてしまいますし、推測で何か言ったり、一方的に意見を言ったりすると、「自分の気持ちをわかってくれない」と思ってしまいます。まずは会話することによってうれしくなったり、自信や勇気がわいてきたりする会話を心がけましょう。


〈Ⅰメッセージ〉を伝えて子どもとの会話を発展させる

「あなたは大丈夫よ」と「私は大丈夫だと思うわ」の違いをご存じですか。前者の「あなたは大丈夫よ」のような〈Youメッセージ〉ではなく「私は大丈夫だと思うわ」のように、主語を私にして伝える〈Iメッセージ〉のほうが、親子のコミュニケーションはうまくいくと言われています。「あなたは何でやろうとしないの」よりも「私はあなたがやらないのが心配だわ」のほうが相手は素直に受け入れやすいのです。

お子さまが自信を失いかけているときも、この〈Iメッセージ〉で伝えてみてはいかがでしょうか。


無意識の劣等感が子どものチャレンジ意欲をそいでしまう

子どもが困難に立ち向かっていくときは、そのときの励ましの言葉よりも、過去に経験した自信や気持ちが大きく左右すると言われています。

子どもは周囲の期待に応えたいと思う一方で、過去の失敗や、過去に言われたネガティブな言葉に傷つき、劣等感を抱いているものです。つまり、失敗への不安が大きく、無意識に「できないだろう」というマイナスイメージが入ってしまうと、チャレンジする意欲がわいてこないのです。


「ヤッター貯金(=成功体験の積み重ね)」を増やす

困難に立ち向かう強い子にするためにはまず、成功体験を思い出させることです。例えば漢字テストで良い点をとった体験、運動会で頑張った体験など、うまくいった体験を多く持っていると、無意識の部分はプラスに働くと言われています。

それは下図のように、氷山に例えられます。

チャレンジできるできないと「ヤッター貯金」の図

氷山の海中にあって見えない部分(=無意識の部分)にプラスメッセージとマイナスメッセージ、どちらが蓄積されているかによって、行動に移せるかが決まります。

「ヤッター」という気持ちになるような成功体験の積み重ねを「ヤッター貯金」としましょう。このヤッター貯金をたくさん貯めることができた子どもは、苦しいときや困難にぶつかったとき、ヤッター貯金を取り出して、乗り越えていくことができるのです。

日頃から、お子さまの良いところや頑張ったことを認めて、ヤッター貯金が増えていくようにサポートすることで、困難に立ち向かう強い子へと導くことができるのです。

チャレンジできる子どもの活力源

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