「三省堂こどもことば絵じてん」の紹介 【なぞなぞ作りに役立つ本】
三省堂 こどもことば絵じてん
『4歳の息子と、なぞなぞ遊びをしよう』と思っても、
なかなか、ちょうど良いレベルのなぞなぞ集が、見つかりませんでした。
そこで、私は、なぞなぞを自作していたのですが、
なぞなぞを作るときに、とても便利に利用していた本が あります。
三省堂こどもことば絵じてんです。
この絵じてんは、
私の息子が2歳の頃に購入しましたが、
その後、6歳になる頃まで大活躍。
年子の上の娘も大好きで、
姉弟で、この辞典から、
ものすごくたくさんの言葉を学びました。
そのまま読むのはもちろん、
いろんな学習にも利用できて、本当に"使える本"です。
本を開くと、上の写真のように、
8コマほどに分かれているページが メインです。
1コマに、ひとつの言葉と、その言葉についての説明、例文、
そして、イラストが書いてあります。
イラストは動詞や形容詞などの、目に見えない概念的な言葉も、
とても直感的に、分かりやすく描かれていて、
幼児が1人で読んでも、イメージがつかめるようになっています。
文字は、
全てひらがな、カタカナ(ひらがながふってある)で書いてあるので、
ひらがなが読める子であれば、1人で読めます。
息子は、まだ文字が全て読めないときでも、夢中で読んでいました。
だから、「文字が読めるようになってから」ではなくても、楽しめるし、
逆に、この本を読んでいれば、読めなくても文字に親しめます。
この辞典の特長は、
『幼児が6歳までに習得する言葉の数は、2000~2800語といわれています(中略)~この辞典では幼児期に使われる言葉を中心に、2904語を取り上げ、言葉の基礎をしっかり養います。』
と、書かれています。
つまり、この三省堂こどもことば絵じてん を見れば、
子供が就学頃までに身につけておきたい言葉を、
だいたい知ることができます。
また、子供自身も、この辞典を楽しみながら読むことで、
幼児期に知っておきたい言葉を、自発的に学ぶことができるのです。
私の2人の子供たち、この本を買った当初、すごい食いつきでした。
絵が描いてあるとはいえ、言葉の辞典ですから、
正直、そこまで夢中になってくれるとは、期待していませんでしたが、
アマゾン書店のカスタマーレビュー (購入者の声)を見ても、
多くの子供たちが、この本の虜(?)になるようです。
レビューは、★★★★★5つが大半です。
『なぞなぞ』の作り方 |
なぞなぞを作るには、この三省堂こどもことば絵じてん の、
言葉の説明の部分を使います。
上の写真のページを例にとると、
●「ねったいぎょ」⇒
あたたかい うみなどに すむ さかな。
かたちや いろの かわったものが おおい。
●「ねぼう」⇒
あさ おそくまで ねていること。 あさ おそくまで ねているひと。
という、言葉の説明があります。
この、説明の部分を利用して、出題すればいいのです。
たとえば、
●「暖かい海に住む魚のことをなんていう?形や色の変わったものが多いよ」
⇒「(答え)熱帯魚」
●「朝、遅くまで寝ていることや、遅くまで寝ている人のことをなんていう?」
⇒「(答え)寝坊」
というふうに、なぞなぞを作ることができます。
とっても簡単ですよね?
改めて、説明するのも申し訳ないほど、簡単な方法なのですが、
便利な使い方ができることを、伝えたかったのです。^^;
このサイトに掲載している、なぞなぞ100集も、
大部分は、この三省堂こどもことば絵じてん を利用して作りました。
絵カードも作れる |
私が、この三省堂こどもことば絵じてん で、
もうひとつ、とても気に入っている点は、
「あそび」や「おかし」など、グループにまとめられる言葉は、
特集ページになっていて、図鑑のように読むことができる点です。
グループとしてまとめられているものは、
「あいさつ、味、色、海、お店、おもちゃ、数、形、季節、恐竜、天気、料理・・」など、
全部で、50以上あります。
関連のある言葉が集めてあるので、
言葉に対するイメージが、どんどん広がるし、
仲間分けという、とても大切な言葉の概念も、自然に学ぶことができます。
そして、このグループごとのページは、絵カード作りにも活用できます。
グループごとのページをカラーコピーして、
1つ1つの絵を切りはなし、台紙に貼れば、簡単に絵カードが作れます。
50以上のグループの、絵カードが作れるので、
市販の絵カードを別々に買っていくよりも、ずっと経済的です。
(一部、絵が 別々に切り離しにくいページもあります。
また、絵カードにするには 拡大・縮小コピーなどの工夫が必要なページもあります。)
また、季節や、1年、1日、などの時間に関するページや、
「街」、「遊園地」など、特定の場所にある物の、特集ページもあり、
楽しいイラストで、子供が理解しやすくなっています。
この本は、私も、お友達にオススメしてもらって買いました。
『言葉』を学ぶ本としては定番、本当に良い本です。
ちなみに私は、
この姉妹本の三省堂ことばつかいかた絵じてんも持っています。
こちらも良い本です。
ただ、三省堂こどもことば絵じてん よりは、少し難しい感じがします。
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