-英語の勉強のコツ- 【Tip4】 「こんな単語、教科書に載ってない」? ~大丈夫!脳は"駐車場"じゃないから~
問題集の問題や、塾で配られたプリントの問題、それから、"ちびふたEnglish"のように、
インターネット上で配布されている教材をダウンロードして使う問題などに取り組んでいると、
「...この単語、教科書には出てこないなぁ」
という単語に、出会うことがあるかもしれません。
きっとあります。
私も、先日、「受身形(受動態)」の解説プリントを作った時に、
例文の中で"Vietnam"という単語を使いました。
たぶん、きっと、いや絶対、中学校の学習範囲で習う単語ではないと思います。
でも、あえて使いました。
塾の授業をしていると、そういう単語に出会った時の生徒の反応は、
大きく2つに分かれます。
Aさん:
「何?この単語!こんなの教科書に出てこないし!
知らね~、こんなの覚えなくていいよね。
教科書に出てくるやつをまず覚えなきゃならないし。」
Bさん:
「うわー何これ?見たことない!
ビェ...トナム? ああ~ベトナム?
へぇ~ベトナムってこう書くんだー、へぇ~。」
...英語力、伸びるのはどちらのタイプの生徒でしょう?
言うのはアレなんであえて言いません(いや、言ってもいいでしょ)
その辺は皆さんのご想像にお任せしますが、
教科書に出てこないものでも「楽しめる」、「面白がることができる」人のほうが、
実際にそれを覚えるか、覚えないかは別にしても、断然、勉強は楽しくなります。
そして、そのことによって"脳が活性化"するような感覚が出てきて、
本当に覚えないといけないことを覚える時のための
脳の"下地作り"ができてくると思うんです。
(私はこれを勝手に、"脳を耕す"、"脳が耕される"、と呼んでいます。)
Aさんの気持ちもよくわかります。
まずは教科書に出てくることを覚えたい。
余計なことなんか頭に入れちゃうと、覚えなきゃいけないことが覚え切れなくなる。
そういうふうに考えている人、多いかもしれませんね。
まずは教科書に載っていることを覚えたい、これはとても大事な姿勢です。
頑張っていますね。すばらしい(^o^)
でも大丈夫。
脳は、駐車場ではないんです。(←当たり前)
Aさんのように考えるタイプの人は、きっと、脳の記憶領域を、
満杯になったらそれ以上はもう入らない、「駐車場」のように
とらえているのではないかなと思います。
確かに、人間が記憶できる量には限界があるでしょう。
ただそれは、教科書に出てこない英単語の1つや2つ、10個や100個、
それくらいで満杯になってしまうような少ない量ではないし、
それこそ駐車場のように、
「○○台入ったらもう満杯、それ以上はどうやっても入れません」
と、記憶できる数がきっちり決まっているわけでもないと思うんです。
Aさんのような反応を見せた生徒には、
私は、「大丈夫だよ! あのね、脳は駐車場じゃないから。」
と話します。
十中八九、
「...はぁ?」
という顔をされますが(笑)
○○台停めたらもう終わり!という
ガチガチの駐車場的考えからは、できれば脱却して、
英単語の森を自由にお散歩してほしいな...と思います(^o^)
思いもよらない美しい鳥に出会ったり、
見たこともない花に出会ったり、
ベトナムに出会ったり(笑)
無限のように果てしなく広がる世界をぜひ、
あちこち旅して、楽しんでくださいね♪
私立高校の入試なんかでは、
入試問題は各学校ごとに独自に作られているので、
教科書の範囲外の単語がばんばん使われていたりする場合もあります。
そういう時に役に立ったりする、実際的な効果もありますよ。
注:
私は脳科学について勉強したことがあるわけではないので、
脳についての記述は、あくまでも、私が自分の経験の中から得た
「イメージ」です。ご了承くださいませ。
(ふたば塾 A先生)
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