【絵本選びのポイント】 1ページの文が長すぎないこと / 文節とは
絵本1ページの文の長さ ~ 文節とは
まだ言葉が少ない子供へ絵本を読み聞かせるとき、
1ページごと(1つの絵ごと)の文が長すぎないように注意しましょう。
言語発達がまだ進んでいない子供に、長い文章の絵本を読んでも、
どの言葉が何を指しているのかが分からず、楽しめません。
たとえば、まだ1歳前後の子供の場合、
平均的な言語発達だと、
「ワンワン」や「バイバイ」などの1語文の発話が主でしょう。
だとすれば、1歳前後の子供には、
1ページ(1つの絵)につき1文節~2文節くらいの文の絵本が
適当なのではないでしょうか。
※文節とは、 意味が分かる程度に文を区切れる単位です(ネで区切れるくらい)。 例:大きなゾウが狭い道を苦しそうに通る ↓ 大きな(ネ)|ゾウが(ネ)|狭い(ネ)|道を(ネ)|苦しそうに(ネ)|通る(ネ)。 上の文章は、6文節です。 |
つまり、1つの絵(ページ)に、
「大きなゾウが、狭い道を苦しそうに通ります」(6文節)
と書いてある絵本ではなく、
1つの絵(ページ)⇒「おおきな|ゾウだ」=2文節
次の絵(ページ)⇒「せまーい|みち!」=2文節
次の絵(ページ)⇒「ゾウさんが|とおるよ、(ノッシ、ノッシ)」=2文節
というふうに、1つの絵に対しての語の数が少ないほうが、
小さな子供にとって、言葉の意味がより分かりやすくなります。
ノッシノッシなど、感覚的に分かりやすい擬音などは
数えなくていいでしょうし、
繰り返し出てくる言葉も 1つと数えていいでしょう。
こうした、1つの絵に対応して理解できる文の長さは、
子供の年齢(言語発達)が進むごとに長くなっていきます。
そこで、大体の目安ですが、
1ページ(1つの絵)ごとの適当な文節の数について、
年齢ごとに見当をつけてみました。
(次ページ)→ 年齢別・適当な文の長さ(文節数)の目安 >>
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